2020年11月13日

キノの旅XXIII the Beautiful World

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異世界転生物の主な購読者層は、
中高年だそうだ。
今のパラメーターのまま
異世界で活躍できるか怪しいのに、
どんなを夢見るというのか。

人気作の転スラ(https://amzn.to/38BBFvz)は、
全然ダメなのだけれど
幼女戦記(https://amzn.to/3pp0aSH)
わりと好き、ということを
ご理解いただいた前提で進める。

先日、休憩中に
「鬼滅の刃で人が死ぬのは
 当然だと思う。
 主人公は置いといて」
という話をしていた。
これは、綱島志朗さんがスピンオフを
描いたマブラブ(https://amzn.to/32AvWlQ)にも
言える。
「圧倒的戦力差があれば、弱い方はほぼ死ぬ」
のであり、
メイアビ(https://amzn.to/38uL9IM)
エイリアン9(https://amzn.to/3eOhpYz)
描かれるように
「捕食される奴は、先に気づいて
 逃げきれなければ、食われる」
のが摂理だとぼくは信じている。
なので、異世界転生に夢はない。
特に目立ったパラメーターもなく
ついでにコミュニケーション能力が
壊滅的な人が、モブとして放り出されたら
ただのサバイバルな中世だけが
現実になるのは確実だろう。
そんなんだったら、冷暖房があって
コンビニで手軽に加工肉が食える
現代の方がまだ夢がある。
街から外れただけで野盗が襲って
くることはまだないし、
街の灯りはまだ保たれているし
なんなら二次元に夢も見ていられる。

キノの旅はシビアだ。
女子が独りで旅をするために、
「生き抜く」ために、
必要なことを身につけて、
きちんと生き抜いている。
命を落とすことには怯えるし
そのためにきちんと抗う。
旅を続けるために、身を守ることにも
慎重だ。
物品をお金に変え、上手の人には
騙される。
人並み以上の技術を維持する努力も
続けている。
撃たれれば怪我をするし、命だって落とす。

その前提の上で、物語が成り立っている。

という、既読の人には当たり前すぎることを
並べた上で、今刊。

挿し絵が可愛くなってた。
師匠の美人度増してた。

師匠の出番多かった。
ソウもいた。
赤い霧の湖の回、わからない人には
永遠にわからないのでは。
眠る国、どうしたってそれ
目が覚めてから短命やでっていう
強烈な皮肉が好き。
愚か者は死んでもいい国。
こういう話がやはり好き。
馬に蹴られても人は死ぬんやで。

ぼくは間違いなく、生き抜けない方の
人間なのだけれど
旅人になりたいとは思う。
旅に出た事実に満足して、
どこかに定住してしまうのか
どこかで野垂れ死ぬのかは
わからないけれど、
いつかそれが必然になるのだとしたら
野垂れ死ぬ最期に、
旅にでたことを後悔はしないんじゃ
ないかと、
それだけは、毎回、思う。

201111
201113
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2020年11月11日

悪魔の勉強術

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同志社大、神学課で行われた
出張講義の書き起こし。
佐藤優さんは、自分にとって
「キリスト教の知りたい部分」を
書いている人。
キリスト教徒の方がキリスト教を
有り難がってる話ではなく、
キリスト教が社会の中で
どういう立場なのかという点を
説明してくれる現時点での唯一の人。

今回の本は、神学課の学生さん向けに
「神学課を卒業した上で、
 どう稼いでいくか」
「稼ぐための基礎教養として
 何が必要とされているか、
 また、それをどうやって
 学習してゆくか」
「神学の道で生きていくとは
 どういうことか」なども含めつつ、
プロテスタントの研究をしてくる中で、
影響を受けた方がたを紹介している。
佐藤さんがずっと憂いを抱いている、
数学、語学、歴史の勉強法も、
わかりやすく書かれている。
教材も具体的。

教義云々よりも「思想」とか
「社会の共通認識」とか「哲学」として、
どんな地位なのか。
神学課に身を置くとはどういうことなのか、
という視点は、触れることはほぼない話なので
変なキリスト教入門よりずっと面白かった。

また読む。

201108
201111
posted by まきむら at 23:32| Comment(0) | メモ