2022年01月21日

東大教授が教える独学勉強法

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単語丸暗記の資格試験の話ではない。
問題意識を持ちながら目の前の情報を処理しながら、ものごとへの理解を深めていく勉強。
全てに正解があって、鵜呑みにすることが勉強ではないよ、という前提。
生涯学習に興味を持ってるのに、過去の栄光にすがりたい暗記万能世代の方々に読んでほしいかもしれない。
英語教師をしていた伯父の「本当の勉強は大学に入ってから」という意味がどうしても気になって、30越えてからなんとなく大学に在籍するようになって、ようやく「知識を得る」楽しさを覚え始めた人なので、共感するところは多かった。

歳をとってから大学に入ってみると、過去の暗記は基礎教養でしかなかったんだなと気づくのだけれども、20代の自分が大学に入っていてそう考えたかといえばそうでもないので、来たるべき時に入学したよね、とこういう本に触れると毎回思い出す。
とはいえ「お前ほどちゃらんぽらんな大学生なんて見たことない」と言われる、まだ70単位くらいたりない12年生なわけで、本当にのんびり気の向くまま、知りたいことを知りたいまま、好奇心に任せて生きているわけで。
偉そうに学びが語れる人でもないのだろうけど。

勉強ってのは学校や私塾なんかの集団の中のが深めやすいけれど、そういう場所の力も借りながら自分自身で探し当ててきた情報の方が、自分の中には深く刻み込まれてるよねってのを、改めて確認することになった。
posted by まきむら at 22:25| メモ

人生にゆとりを生み出す知の整理術

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タイトルだけ見てそれ以外何も見ずに手にして、読み始めたらちゃんと勘は当たってた。

たくさん読んでても別にすごくないべよ?
とか
なんとなしのつまみ食いがそのうち形になるんやで
みたいなのが、他人の言葉で言語化されてた。

あんまり固く考えずに、溺れるくらい好きなこと浴びてればそのうち身につくよ
実技ひつようなことは、サボらんように遊びでやれるといいよね
計画立てる時には、自分が絶対サボるのも織り込もまい

みたいなことがふんわりと書かれてるので、気楽に読んでなんとなくやる気になればいいんじゃないかな。
posted by まきむら at 21:08| メモ

創作の心理について

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読後感が読書についてに近い。
理想の形を追求しすぎて読み手が置いてきぼりになりやすいか、共感する熱心な読者がつくか紙一重な作家だったのではという余計なことを考えた。
共感できる内容ではあるものの、要らん世話だと感じる人もいるかもしれない。
命を削ってものを書くのは理解するけれど、この人は自分ですり減らしてたんじゃないかな、とか、そんなことまで考えた。
面白かった。
posted by まきむら at 09:23| メモ

一つの思考実験

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新しいメディアが生まれると、同じことを言い出す人は必ず現れるんだな、という確認。
ここでいう理想を体現したようなNHKが大衆の娯楽性により当時の新聞のような堕落を見せる昨今、改めてここに描かれた公共新聞のような役割を、インターネットの一部界隈が持とうと頑張ってる気もしないではない。
とはいえ「興味ないものは誰も見ない」わけで、結局は「本当に大切なことは数日も待てばだいたい耳に入る」という、当時のままなんだろうな、という気持ちになった。
posted by まきむら at 09:14| メモ

本朝変態葬礼史

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全裸で踊って見送るとかいうような現代における変態ではなく、執筆当時すでに一般的ではなかった埋葬方法である、風葬や水葬などについての記録。
この当時にはまだ残っていたという沖縄の風習も、今はもうないのだろうな。
洗骨については土地の限られた小さな島で、死体起因の疫病などを避けるためには必要な処置だったのだろうと理解。
全てではないものの、穢という言葉である集団をくくって忌避したことも理解できる儀式もあった。
宗教との繋がりや、当時の流行、風習の伝播などを踏まえての記述もあって、日常的に触れることのない儀式の歴史に触れられる自分にとっては貴重な資料。
posted by まきむら at 09:08| メモ