2023年02月11日

使い道のない風景

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村上春樹にしろ村上龍にしろ、読んだことないなあと思った時にちょうどよく「簡単に読み終われるエッセイ」と紹介されていて買ってみた。
試しに読んでみたけれど、交わるはずはなかったなあと確認する本になった。
posted by まきむら at 16:58| メモ

2023年02月05日

スケッチ・オブ・ミャーク

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2011年

宮古島の神事にうたわれる歌を残そうと、
録音に渡った久保田麻琴を追うドキュメント
すでに10年経っていて、当時のおばあの危惧は
現実になっているんだろうなという危惧と
岡本太郎の沖縄にあった、観光的に残すことへの
疑問とが同時に吹き上がってくる映画だった。

久高よりも宮古島の方が、人の出入りがあって
豊かだからこその搾取にさらされていた印象が
残った。

失われていく儀式の中で、その儀式を行っていた
人たちが、準備をするきっかけを持っていて
当然のように受け入れていたことが、
神事を神事たらしめているように見えた。
自然の中で、命を預かった自覚のある人たち
だからこそ聞こえる声があったんじゃないか。

仕草の同一性がアイヌにも見られて、
ルーツは意外に同じなのかもしれないとか
考えたりもした。

島の時間に無意識な巻き込まれていく、
3時間くらい向こう側に行っていた気がする
長い長い100分だった。
posted by まきむら at 22:11| メモ

神々の山嶺

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劇場のCMが気になってたフランスアニメ。
これが日本から出てこなかったのが、
正直くやしい。

エベレスト初登山の歴史を塗り替える
かもしれないフィルムを収めたカメラを
追い始めた風景カメラマンが、
カメラを持っていた登山家の
エベレスト無酸素単独登山に
同行することになる話
これは確かに、あらすじとおり。

身内に山好きがいるせいで、
登山をやる方々の生死感が
好きなのだけれども
山の臨場感がとんでもなくて、
高所恐怖症の自分、一回反射で
映像を切った。
体温がすっかり下がって冷たくなって、
しばらく再開できなかった。
劇場で見てたら本当に震え上がって
いたかもしれない。

リアタイ勢の日本の描写に対するツッコミは
ご尤もと思うところもあったけれど
シンプルなのに圧倒的な画力で殴りかかってくる
ところは、とてもとてもフランスアニメでした。
昔は意味の理解できないぬるぬる動くだけの
アニメを作ってる印象だったんだけれども、
こっち向きに進化を果たしたのか! と
ひたすら感心する。

フランス人好きそうなネタだよね。
ネタは明かされても、結局、物語としての
解決はなく、それぞれの心情も絵以外の
説明はなく。
物語だけに物語を語らせていて、ぼくは
大好物でした。
映画館で見たかったと思いもしたけど、
怖すぎて後半の内容が頭に入らなかった気も
するので、布団の中で震えながら見るくらいで
ちょうど良かったかもしれない。

余分を削ぎ落とした、シンプルないい展開でした。
掘り下げてたらあの時間数じゃ全然足りなかった。

原作は未読(https://amzn.to/3lc7cwp)。
夢枕獏さんてそういえば読んだことないな。
posted by まきむら at 15:42| メモ