https://amzn.to/3xdyBAH
村上春樹にしろ村上龍にしろ、読んだことないなあと思った時にちょうどよく「簡単に読み終われるエッセイ」と紹介されていて買ってみた。
試しに読んでみたけれど、交わるはずはなかったなあと確認する本になった。
2023年02月05日
スケッチ・オブ・ミャーク
https://amzn.to/3jv8dz7
2011年
宮古島の神事にうたわれる歌を残そうと、
録音に渡った久保田麻琴を追うドキュメント
すでに10年経っていて、当時のおばあの危惧は
現実になっているんだろうなという危惧と
岡本太郎の沖縄にあった、観光的に残すことへの
疑問とが同時に吹き上がってくる映画だった。
久高よりも宮古島の方が、人の出入りがあって
豊かだからこその搾取にさらされていた印象が
残った。
失われていく儀式の中で、その儀式を行っていた
人たちが、準備をするきっかけを持っていて
当然のように受け入れていたことが、
神事を神事たらしめているように見えた。
自然の中で、命を預かった自覚のある人たち
だからこそ聞こえる声があったんじゃないか。
仕草の同一性がアイヌにも見られて、
ルーツは意外に同じなのかもしれないとか
考えたりもした。
島の時間に無意識な巻き込まれていく、
3時間くらい向こう側に行っていた気がする
長い長い100分だった。
2011年
宮古島の神事にうたわれる歌を残そうと、
録音に渡った久保田麻琴を追うドキュメント
すでに10年経っていて、当時のおばあの危惧は
現実になっているんだろうなという危惧と
岡本太郎の沖縄にあった、観光的に残すことへの
疑問とが同時に吹き上がってくる映画だった。
久高よりも宮古島の方が、人の出入りがあって
豊かだからこその搾取にさらされていた印象が
残った。
失われていく儀式の中で、その儀式を行っていた
人たちが、準備をするきっかけを持っていて
当然のように受け入れていたことが、
神事を神事たらしめているように見えた。
自然の中で、命を預かった自覚のある人たち
だからこそ聞こえる声があったんじゃないか。
仕草の同一性がアイヌにも見られて、
ルーツは意外に同じなのかもしれないとか
考えたりもした。
島の時間に無意識な巻き込まれていく、
3時間くらい向こう側に行っていた気がする
長い長い100分だった。
posted by まきむら at 22:11| メモ
神々の山嶺
https://amzn.to/3jEdPHb
劇場のCMが気になってたフランスアニメ。
これが日本から出てこなかったのが、
正直くやしい。
エベレスト初登山の歴史を塗り替える
かもしれないフィルムを収めたカメラを
追い始めた風景カメラマンが、
カメラを持っていた登山家の
エベレスト無酸素単独登山に
同行することになる話
これは確かに、あらすじとおり。
身内に山好きがいるせいで、
登山をやる方々の生死感が
好きなのだけれども
山の臨場感がとんでもなくて、
高所恐怖症の自分、一回反射で
映像を切った。
体温がすっかり下がって冷たくなって、
しばらく再開できなかった。
劇場で見てたら本当に震え上がって
いたかもしれない。
リアタイ勢の日本の描写に対するツッコミは
ご尤もと思うところもあったけれど
シンプルなのに圧倒的な画力で殴りかかってくる
ところは、とてもとてもフランスアニメでした。
昔は意味の理解できないぬるぬる動くだけの
アニメを作ってる印象だったんだけれども、
こっち向きに進化を果たしたのか! と
ひたすら感心する。
フランス人好きそうなネタだよね。
ネタは明かされても、結局、物語としての
解決はなく、それぞれの心情も絵以外の
説明はなく。
物語だけに物語を語らせていて、ぼくは
大好物でした。
映画館で見たかったと思いもしたけど、
怖すぎて後半の内容が頭に入らなかった気も
するので、布団の中で震えながら見るくらいで
ちょうど良かったかもしれない。
余分を削ぎ落とした、シンプルないい展開でした。
掘り下げてたらあの時間数じゃ全然足りなかった。
原作は未読(https://amzn.to/3lc7cwp)。
夢枕獏さんてそういえば読んだことないな。
劇場のCMが気になってたフランスアニメ。
これが日本から出てこなかったのが、
正直くやしい。
エベレスト初登山の歴史を塗り替える
かもしれないフィルムを収めたカメラを
追い始めた風景カメラマンが、
カメラを持っていた登山家の
エベレスト無酸素単独登山に
同行することになる話
これは確かに、あらすじとおり。
身内に山好きがいるせいで、
登山をやる方々の生死感が
好きなのだけれども
山の臨場感がとんでもなくて、
高所恐怖症の自分、一回反射で
映像を切った。
体温がすっかり下がって冷たくなって、
しばらく再開できなかった。
劇場で見てたら本当に震え上がって
いたかもしれない。
リアタイ勢の日本の描写に対するツッコミは
ご尤もと思うところもあったけれど
シンプルなのに圧倒的な画力で殴りかかってくる
ところは、とてもとてもフランスアニメでした。
昔は意味の理解できないぬるぬる動くだけの
アニメを作ってる印象だったんだけれども、
こっち向きに進化を果たしたのか! と
ひたすら感心する。
フランス人好きそうなネタだよね。
ネタは明かされても、結局、物語としての
解決はなく、それぞれの心情も絵以外の
説明はなく。
物語だけに物語を語らせていて、ぼくは
大好物でした。
映画館で見たかったと思いもしたけど、
怖すぎて後半の内容が頭に入らなかった気も
するので、布団の中で震えながら見るくらいで
ちょうど良かったかもしれない。
余分を削ぎ落とした、シンプルないい展開でした。
掘り下げてたらあの時間数じゃ全然足りなかった。
原作は未読(https://amzn.to/3lc7cwp)。
夢枕獏さんてそういえば読んだことないな。
posted by まきむら at 15:42| 動画とか音楽とか