https://amzn.to/3yAvF5s
1作目にくらべると、いくらか人間味にあふれる話。
『事件の手順は理解できたけど、動機が理解できない』感情のほうに共感してしまう。
人間関係の把握が希薄なので『ああそういう?』みたいにはなったけれども、出てきたところで犠牲者はわかったので、ちょっと慣れてきた。
名前のついた関係者がだいぶ増えてきた印象。
キレるつもりでいる役に立たないヒロインはミステリーいらないひとなので、萌絵さんは割と好き。
けど、都合のいい可愛がられもいらない人なので、そういうドラマの多かった時代の作品だしな、と脇に押しやって読み切った。
他の人がやるとだいたいそこで棚に閉じて返すくらいには、小説ではいらないと思うている。
土ワイ火サス、X文庫の学生探偵ど真ん中世代なので、そのレベルのジャンルなら気にしないのだけど、それは学童向けとか、頭使わない夜のドラマ向けなんですよ、てなってしまう。
密室トリックはわりとわかりやすい方だと思う。
怨讐についてはわからんかったけれども、学生が2人男女セットで死んでたら、痴情かしらとはなりますよね…
メールボックスのやり取りは、わかる人にはなんつー危ないことをとなるけれども、今のインターネット以前のお話なので『リテラシーこんなもんよねー』てわりと生温かく見守る気持ちが蘇ったりしておりました。
ちょっと息切れして3冊目は目次だけ読んで、ネット連載中のエッセイをちまちま消化して。
次いこうと思います。
2024年08月12日
冷たい密室と博士たち
posted by まきむら at 00:01| メモ
すべてがFになる
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絶対止まらんくなる(確信) と、4年積んでたシリーズ全巻まとめ買いしてたやつを今月に入ってから消化開始。
本当に止まらなかった。
長く小説を読まなくなっていて、戦闘妖精・雪風がまだ続いてるなら手を出そうかとか、完結済みだしスカイ・クロラに手を出そうかとか、止まってる狐笛のかなた読みおわらんとなとかいつまで獣の奏者積んどくつもりだとかぼんやり考えつつ、連休中に読み出すと引きこもるしなーだったら出かけたいなー、と予定を立てていたくせに、逃避だったんでしょうね、読み始めたら止まらんかった。
活字を読むスイッチが入ったのは、WEB島と呼んでいるチームの若い子に、WordPressの入門書を貸したお礼に、センスの哲学(https://amzn.to/3SNg6y9)を借りたからで。
久しぶりに、借りた単行本を持ち歩いて、メモを残す前提で読んでいたら、頭を使う本がどうしても読みたくなった。
手元に積んでいる本で、これは絶対面白いからまとめて読むぞと置いておいたミステリはS&Mシリーズしかなかったので、休み前からちまちまと出勤時間に読み始め。
自分の中だけで気になる小さいことを『細けえことはいいんだよ』と脇に押しやり読み切って、久しぶりに満足した。
当時反響が大きかったのも、納得した。
まったく通信関係に疎い人にも、まあとにかく大変なんだね、と読み飛ばせる程度に小説が読めるなら、そこは『専門家の人がなんかすごいことやってんだな』で済んでいく感じで、賢くなった気分が味わえたんじゃないかなあとか失礼なことも考えた。
読んでる間中、押井守に実写映像化してほしい…てなりながら読んでたけども、まあそりゃどっちも叶いませんよね、そりゃそうだ、ともなったり。
懐かしい単語が出てきて、あの頃の作品かーと懐かしくなったり、余計なこともたくさん考えたけれども、退屈をごまかすための余計なことではなくて、ジワシワとネタが染み込むついでに思いつく感じ。
いろいろと想像して、いくらかは予想がつきつつも、完璧な回答を積み上げることはできず。
ああそっちかー という心地よさが散りばめられてて大変楽しく読み終われました。
山根博士が死亡以外の何かの隠蔽を試みてるよなあてのと、トロイの木馬がキーワードでここで山根博士がシステムを再起動したってことは現行のLinuxのバージョンに仕込まれててて…くらいのとこまでは普通に読んでたんだけど、人間関係の把握が弱いので、妹ーあーーーーいもうとーーーーーーーーそうかーーーーーーーーとはなりました。
この人が黒幕じゃねえかなあと思うてた人が黒幕じゃなくて本人だった、て展開は大変好きです。
チャンピオンクロスの大量開放にまんまと乗せられて弱ペダ読んだり、もういっぽん! 読んだり、休みなのをいいことに消費活動に勤しむなら映画観ようとか考えてたはずなんだけどね。 子どもの頃から寝食忘れて読み切りたくなる人なので、そのまま徹夜して、冷たい密室と博士たちも読み終わりましたとさ。
絶対止まらんくなる(確信) と、4年積んでたシリーズ全巻まとめ買いしてたやつを今月に入ってから消化開始。
本当に止まらなかった。
長く小説を読まなくなっていて、戦闘妖精・雪風がまだ続いてるなら手を出そうかとか、完結済みだしスカイ・クロラに手を出そうかとか、止まってる狐笛のかなた読みおわらんとなとかいつまで獣の奏者積んどくつもりだとかぼんやり考えつつ、連休中に読み出すと引きこもるしなーだったら出かけたいなー、と予定を立てていたくせに、逃避だったんでしょうね、読み始めたら止まらんかった。
活字を読むスイッチが入ったのは、WEB島と呼んでいるチームの若い子に、WordPressの入門書を貸したお礼に、センスの哲学(https://amzn.to/3SNg6y9)を借りたからで。
久しぶりに、借りた単行本を持ち歩いて、メモを残す前提で読んでいたら、頭を使う本がどうしても読みたくなった。
手元に積んでいる本で、これは絶対面白いからまとめて読むぞと置いておいたミステリはS&Mシリーズしかなかったので、休み前からちまちまと出勤時間に読み始め。
自分の中だけで気になる小さいことを『細けえことはいいんだよ』と脇に押しやり読み切って、久しぶりに満足した。
当時反響が大きかったのも、納得した。
まったく通信関係に疎い人にも、まあとにかく大変なんだね、と読み飛ばせる程度に小説が読めるなら、そこは『専門家の人がなんかすごいことやってんだな』で済んでいく感じで、賢くなった気分が味わえたんじゃないかなあとか失礼なことも考えた。
読んでる間中、押井守に実写映像化してほしい…てなりながら読んでたけども、まあそりゃどっちも叶いませんよね、そりゃそうだ、ともなったり。
懐かしい単語が出てきて、あの頃の作品かーと懐かしくなったり、余計なこともたくさん考えたけれども、退屈をごまかすための余計なことではなくて、ジワシワとネタが染み込むついでに思いつく感じ。
いろいろと想像して、いくらかは予想がつきつつも、完璧な回答を積み上げることはできず。
ああそっちかー という心地よさが散りばめられてて大変楽しく読み終われました。
山根博士が死亡以外の何かの隠蔽を試みてるよなあてのと、トロイの木馬がキーワードでここで山根博士がシステムを再起動したってことは現行のLinuxのバージョンに仕込まれててて…くらいのとこまでは普通に読んでたんだけど、人間関係の把握が弱いので、妹ーあーーーーいもうとーーーーーーーーそうかーーーーーーーーとはなりました。
この人が黒幕じゃねえかなあと思うてた人が黒幕じゃなくて本人だった、て展開は大変好きです。
チャンピオンクロスの大量開放にまんまと乗せられて弱ペダ読んだり、もういっぽん! 読んだり、休みなのをいいことに消費活動に勤しむなら映画観ようとか考えてたはずなんだけどね。 子どもの頃から寝食忘れて読み切りたくなる人なので、そのまま徹夜して、冷たい密室と博士たちも読み終わりましたとさ。
posted by まきむら at 00:00| メモ