2024年08月15日

夏のレプリカ

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同じレトリックを他の作品で読んだ気がするのに、思い出せないほうが気になった。
たぶん、救いだったんだろう、な。とはなったけれど、記憶も感情も、結局は意味は持たないものだと念押しされた気持ちもないではない。
2冊買ってバラして継ぎ直したい欲求が湧いたとかなんとか。
やった人いるんだろうなあ。
posted by まきむら at 00:01| メモ

幻惑の死と使徒

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笑わない数学者、封印再度と、結末は同じ。
どちらも解放と、読んだ。

ラストの解説の手前まで犯人をぼかしているようで、わりと途中で輪郭は見える。
詩的私的ジャック、封印再度と思想が同じなので、トリック置いといて犯人はわかりやすい。
数学者のハマる禅は、命の価値を昇華してしまうのだな、となった。
すべてが無と言うのなら、人のしがみつこうとする名誉とはなんぞや、というテーマが続いている気がする。

学内の政治劇に疲れてらっしゃったんかしらん? となりつつも、バブル突入後の人間の卑しさに辟易し始めてらっせたんかなあと、当時を生きていた人のつまらん想像をしてしまった。
たぶんそんなことはどうでもいい。
posted by まきむら at 00:00| メモ