2021年05月12日

プロジェクトV

https://projectv.jp/

「中国」が、札片で頬をぶん殴りに来た西部警察

で、見たことがある人にはたぶんだいたい通じる。
色合い的にCGかしらーと思ってら実写だったシーンがいくつか。
NGシーンを見ていたら実写だった。実物の色彩が作り物くさいからか。
大陸感覚のドぎつさと、昔ながらのクンフーアクションが混ざり合って、荒唐無稽と言い出す人もいそうなストーリーが勢いだけで大団円で終わる。

きっと実際こんな感じなんだろうなっていうものと、このさき実現しようとしているのはこういうことなんだろうなってのと、ないわーwwww ってのごった煮に詰め込まれてて、今、金の中心は中央アジアというか、金しかないんだな中央アジアとか、そういうことを考えてしまう映画だった。
それがストーリーの意図するものかどうかは知らない。

ジャッキー、年々「普通のオジサン」の擬態が完璧になってく気がする。
あれは老いではなく、亀仙人的な「すげえ人は本気以外のときはゆるい」の域へ行ってしまっているだけのような気がしてならない。

死亡フラグはどこの国でも死亡フラグだった。
回収するかどうかは別の話。
中国でアクションのできる若手俳優女優見本市みたいなところもあって
ちゃんと覚えておこうと思える映画でもあった。

210512
posted by まきむら at 18:18| 動画とか音楽とか

2021年02月23日

プリンセス・プリンシパル

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映画の前に見ておきたいなと原稿のBGVなんかないかなが一致して
思わず全部見てしまった…
なにこの壮大過ぎるこれからオチ…
そこでオトモダチを挟んでくるのはえーってなったけど
まぁどうせ気に入らない連中に処分されるなら
消されるつもりで特攻ってのも展開としては
ありなんだろうなぁってのと

アンジェがポチ子すぎてつらい。まじつらい。
過去の負い目とかあったかもしれんけど、ポチすぎる。
好き。

姫様もタフすぎる。
続編やる気満々だったタイトルも好き。
ああいう時系列の仕込み大好き。

俺らは24話やりたかったんじゃーい
みたいなのが映画で実現するといいですね…
あと12本映画でも全然問題ない。

上の人たちがどういう経緯で帰ってこれたも
すっごい気になるのでスピンオフになってもいいので
そのへんもやっていただきたい…
映画の話数、気になるじゃーん。

相方に勧められた気でいたら
こういうのもあるよ、くらいのつもりの話だったようで
なんか勝手に見て勝手にハマってるいつものやつだった。

スチームパンク云々と言われていたけどスチームパンクあんまり
関係なかった気がする。
世界観としての19世紀ロンドンは大好物なので
美術だけでも幸せでした。
時代考証とか難しいこと考えずに、単純に愉しめばいい方の話だなと
思うことも多かったけれど、これはこれで自分は好きでした。

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posted by まきむら at 17:19| 動画とか音楽とか

2021年01月24日

王立宇宙軍 オネアミスの翼

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ようやく見られた。
1987年公開。
当時の自分では理解できなかったと
思うので、今でよかった。

名前だけ知ってる原画さんが
まだ動画を描いていたり、
ガイナ系で好きな方々が当然
ごっそり参加してみえたりする豪華さ。

そして主人公が森本レオ。
どう頑張っても森本レオ。
本人映像がちらつくくらい
森本さんだった。

当時、宗教について何やら言われていた
気がしたけれど、地球を空から見下ろした時
神を感じるのは当然な気がするのよな。
その時、たまたまシロツグは
リイクニの教典を読んでいたというだけで。

個人的に、ちょっと宗教的にねじ切れた
ご意見を聞いたことがあるので
シロッグのやらかした後のリイクニの反応は
わりと納得してしまった。
信じられない人もいるかもしれんが
実在するんだよ、あーゆー方。
わしもさすがにここまで行くと引く、
と初めて聞いた時は思った。
思ったけど、最初を過ぎてしまえば
そういう人でしかないわけで。
実在するのを知っていたから、
きっとあの衝撃を作品の中に
残しておきたかったんだな
という気持ちになった。
時代的に、全然めずらしくない
カットだったしな。

女子の手前の見栄だけが発端とはいえ
国を挙げたプロジェクトの英雄に
なってしまったシロッグが、
あんまりブレずにいられたのも、
リイクニの存在だったのだろうし
何を信じるかはさておき、
信仰が人を支えるのは、事実よな、
ということを考えたりもした。

このあとのガイナのいざこざやらなんやら
会社の歴史はともかくとして
こういうアニメが日本の源流として
あることは、知っておいていいと思うた
作品だった。

20210123
20210124
posted by まきむら at 09:30| 動画とか音楽とか

2020年06月08日

ユーリー・ノルシュテイン傑作選

GYAO!ありがとうありがとう…
リンクは修復版Blu-ray
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キツネとウサギ
なにこれBL…?(違います
キツネの横暴が普通にひどい。
ひどいんだけど、これだけさらっと
ネタにされてるってことは
当時はどこにでもあった話
なんだろうなぁ。

話の話
この汽車。そう、汽車。このシーン。
歴史とか文化とかにものすごい興味を
持つきっかけになった。
戦争の描写が地味なだけに怖い。
子どもにとっては
「男の人が同じことばで帰ってこなくなる」
っていう素朴な表現がすごく怖い…

アオサギとツル
このなんとなく思いつきで
その気になった気分になっちゃったよーな
話は一番好きではないので。
本当に内容はどうでもいいし
描いてる方もすごくどうでもよさげなので
「あ、それでいいのね」
みたいな気持ちになる。

霧の中のハリネズミ
壮大な迷子。
なにこれBL…?(違います
最初の白馬は蜃気楼だったんだろうか。
一応実在はしていたけれども。
みんながヨージックにやさしい。
アイドルでも許せるかわいさ。
すんごいきれいな水は実写の合成なのか
気になった。

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20200607
posted by まきむら at 21:54| Comment(0) | 動画とか音楽とか

2020年06月06日

ペンギン・ハイウェイ

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全然おっぱいじゃない理系アニメだった…
青山くん健全すぎる。

青山くんについていけなかった人には
おっぱいアニメだし
青山くんに共感してしまった人にも
おっぱいアニメだったろうなぁ。
本筋はおっぱいじゃなくて、
小学生男子のひと夏の恋だろうに。
いやでも、小学生男子におっぱい大事か。
小学4年生、ちょうど10歳。
乳離れする、お年頃。
お母さんじゃない人のおっぱいが
気になりだすよ、わかる。

原作が森見さんと見てめっさ納得した…
森見さんなのに赤玉ポートワインが
出てこない…(そこなのか
こういう、不器用男子の
不器用な日常の中で起こる
非日常ってのが専売特許なんですかね。

お父さんは物理学者さんなんかな。
原作読んでないからわからない。
ついでにこういうのは余韻にひたってる
うちは公式サイトも見てはいけない。
自分の中でネタを転がして
反芻して、仮定して、それから
正解を楽しみにしていかねばならぬ、
ぼくの流儀。

青山くん可愛い。
歯医者のおねえさんがめっさお姉さん…
小学生の男の子がおっぱいに興味を
持つのは大変正常な反応ですね…いい…

内田くんが男子と気づくのに
しばらくかかった。

ペンギンはじめ、あらゆる生物が
お姉さんの心象風景であることだけを、
無条件に受け入れれば何も辛くない。
宮沢賢治好きな人はたぶん強い。
心象風景の脳内具現化はきっと得意技。

浜本さんの気持ちも
わからんではないのだけれど
乳離れ間もない男子の憧れは
年上の女性から始まるのでは
なかろうか。しらんけど。

子どもの感じるお姉さんのエロスが
すごく地味に演出されてて感動した。
そこで「脇」のアップ入れますか…
すごい、そこに在る必然性がすごい…
これ、監督男性だよね…
すごい、絵だけで通じるんだ…
男の子の感じるエロス…

研究者の矜持もいい。
奪い合わない線引きがやはりあるのか
という気づきを得た。
彼らは、相手の研究をきちんと尊重する。
だから、浜本さんのお父さんは悩んだ。
娘の研究に踏む込むことをためらった。
けれどもやはり、危険とは
引き換えにできなかった。
そこは大人だからね、仕方ない。
そして、それが「秘密」だったからこそ
浜本さんも傷ついた。

ループという不自然さが作り出す、
不自然ゆえの力場が生み出した
空間の不自然な結合、とぼくは判断。
つまり、お姉さんはコーヤコーヤ星と
同じところから来たのだ。
ループのきっかけは、描かれていないから
知らぬ。

永遠に繋がることはないかもしれない。

でも、確実に宇宙でつながっている
そういう場所にお姉さんは
きっと帰ったのだ。

だから、青山くんは大人になって
たどりついてしまうんだろう。
彼はきっと、誰よりも一番、
えらくなるから。

ひと夏の恋が少年の人生を
丸ごと塗り替える、
運命の出会いを描いた作品。
主人公の個性の強さを認めてくれる
周囲の温かさも見てほしい。

はじめアルゴリズムのはじめと
同じ生きづらさの中にいるんだろうなぁと
思ってしまったのでな。
https://amzn.to/2Bto6zx
途中読みだけど。

20200605
20200606
posted by まきむら at 14:41| Comment(0) | 動画とか音楽とか

2020年04月24日

ドラえもん のび太の宇宙開拓史

https://amzn.to/2RTwiyu

ひとりドラえもん春の映画まつり開催中の2。
当然旧作。

和やかに時を過ごしている間の時間の経過を考える。
コーヤコーヤ星めちゃくちゃ小さいんだな、とか
そうすると星雲自体も小さいのか、とか
余分なことも考えたけれども脇に置いといて。

穏やかな日が穏やかすぎて、子ども心に
何がおもしろいのか理解できなかったのを
突然思い出した。
穏やかな日々が突然壊される怖さと、
そのきっかけが子どもの小さな嫉妬だったり、
2年生のぼくの理解力を超えていたなと
今さら考えてしまった。

プロを相手に勝ち上がってくるのび太の射撃が
自信につながるにはもう少しかかることを確認したり
二度と会えないことがわかっていても
希望を捨てられなかった友人との別れも
今だからつらいとか、今だからわかるとか
相変わらず盛りだくさんな映画でありました。

時空のねじれとか、重力と星のサイズの関係とか
このマンガで覚えた気がします。
わかってなかったけど。

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20200422
posted by まきむら at 23:36| Comment(0) | 動画とか音楽とか

2020年04月20日

ドラえもん のび太の恐竜

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突然思い立って、1作めから連続で見ていた
最初の1本。
大魔境まで見て、一旦止まってる。
海底鬼岩城手が止まっちゃうんだよ、ドラえもん。
作業BGVにはちょっと向かなかった。

思い出は美化されるということは多いけれども、
色褪せないものもたくさんある。
ドラえもん映画が自分にとってはそれにあたる。
藤子先生が原作コミックも描いてみえるのが
特に好き。

のび太の決闘シーンはコミックの方が見応えが
あった気がする。
のび太のガンマンネタはドラミちゃんと西部へ
行っちゃったやつも好き。

この歳になって見返すと、
まだまだ皆が子どものわがまま言い放題だったり
いじめるときに露骨に手が出るし
装備は貧相だったりして
この先のドラえもんの投資の原因が
垣間見えたりする。
タイムマシン、2人乗りだったものが
5人乗りになったのは、本編でも言及されてたはず。
まだドラえもんは、未来からお使いに来てる
ロボットで、のび太くんの親友ではなく
未来のために道を正しに来ているポジション
なんだなと気づいたりする。

ドラえもんのやることに周囲の大人が慣れて
いないのも逆に新鮮。
これが変わるのが、のび太の大魔境からだというのも
通しで見ていて初めて気がついた。

ドラえもんの映画は子どもの頃、映画館で3回見て
3回号泣して帰ってくる映画だった。
その原因に、不意に気づいた。

自分にはどうしようもできない、永遠の別れが、
毎回のお約束だからだった。
二度と会えない別れというのに、どうにも
過敏だった。
保育園の半ば、生まれる前に亡くなっていた
兄の存在に気づいて、突然号泣したのと、
同じ泣き方をしていたかもしれない。
再会を約束することが定着したのは
いつからなのかも気になるところ。

覚えているつもりで間違ってたり
間が抜けてたりと自分の記憶のいい加減さも
相変わらずというか、さすがに40年も前のこと
覚えちゃいねえよと確認したというか。

そんな感じで今週も引き続き、ドラえもんまつりを
開催する所存。
コロナショックが叫ばれているものの、どうにも
自分は家を出ないのが当たり前過ぎて、世間からは
大きくはずれたところに相変わらずいる模様。

20200417
20200420
posted by まきむら at 02:45| Comment(0) | 動画とか音楽とか

2020年04月13日

SHORT PEACE

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見た。
オムニバスで4本。
九十九が好き(わかりやすい)

大友さんはロボットカーニバルから
1カットアニメにハマってるんだろうか。
アナログでやったのもえぐいと思うたが
デジタルでも再現がなくて面倒だろうなとか
考えた。

武器よさらばが切ない。
キャスティングがいい。すごくいい。
最後の彼が二又さんってのがすごい説得力。

劇場作品らしく、あらゆるところが大変豪華で、
製作者のこだわりがわかりすぎるくらいに鮮明で、
子どもが見るにはショッキングかもしれないが
大人が見るなら考えることはたくさんある、
見応えありすぎて劇場で見直したい
作品だった。

20200410
posted by まきむら at 23:20| Comment(0) | 動画とか音楽とか

2020年03月15日

夜明けを告げるルーの歌

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キャラに主眼を置いた感想が書ける話では
なかった。

世の人がアイドルやドラマ、おしゃれなんかに
夢中になる頃に、売れる音楽に興味もなく
俳優にそこまで興味をもつわけでなく
ひとつの作品を深堀する遊びに熱中して
概ね二次元に夢中になっていた者としては
キャラに共感はむりだ。
そうすると、いつも通りの感想になるわけですね
わかります。

が、正直な見た直後の感想。
映像研つながりの企画で、えねちけーが
放送するというので録画してみました。
世の中の映画はすべてえねちけーが
再放送すればいいのに。

映画館で見たら、迫力違って
感じ方も違っただろうな、と
途中でちらりと考えたくらいには
初めてルーの参加した練習シーンから
楽しかった。

浜のダンスシーンがなぜ海外作品ぽい
演出だったのかとか、色がいいなとか
生活感の描き方はやっぱりいいな、とか
先にも書いた海外作品っぽい動きとか
主要キャラの設定と配置とか、
不自然な喋り方の種明かしとか
主人公周辺の大人の描かれ方とか

今思うとあれは
主人公にとって「現実みのない現実」の
演出だったんだろうか。
つまらん嫉妬で短い2人の時間を消費していた
事実とか、2周目で「知っているからこそ」の
感覚のありそうな仕掛けですよね。

監督作と言うことで、監督目当てで
見ていたので、存分に演出は
楽しんだのだけれども、逆を言えばいつもの
「ストーリーはわりとどっちゃでもええ」話
だったわけですよ。
理由は最初に挙げた由。

普通の子の普通の悩みがわからんのは
仕方ないとはわかっちゃいるんですけども。
最近の「共感型」作品がヒットしやすい
世の中では、自分でもめんどくさくなる
特質ではありますのよ、自閉症スペクトラム。
なんかこう、教室で他の子の観客に
なっていたのを思い出した。

悪くはない。
悪くはないんだけど、たぶんぼくは
監督が目指した顧客ではないな、と
考えてしまう作品でした。

20200314
20200315
posted by まきむら at 12:06| Comment(0) | 動画とか音楽とか

2020年02月15日

映像研には手を出すな!(アニメの方

https://amzn.to/2RYXyME

リンクはコミック。
えねちけーの深夜番組なんだが、
早々に日中一挙放送が実現したくらいに
一部で大人気。
1話でどハマりして、その日のうちに
コミック全巻と電子書籍全巻買って
アニメは毎週1話から見直してるくらい
ハマってる。
一目惚れは正しい。

自分は浅草氏が好きなんだが
世間では金森氏大人気。
一部クリエイターの方には、
金森氏にマネジメントされたい要望が
上がっている模様。
ぼくの目の届くところに水崎氏が
あまりいないのな何故なのか。
「乗りこなせない予感がしないから」か、
同業の人ほど彼女のめんどくささを
かぎ分けているからか、
あんなハイレベルの友だち現実感ねえよ
とか、あるんじゃないかしらと
勝手に考えている。

クリエイターはよきプロデューサーと
出会ってなんぼという話。
そこをふんづかまえていた
浅草氏の野生の嗅覚が好き。
水崎氏をふんづかまえた
金森氏の鍛えられた嗅覚が好き。

アニメに一度でも憧れた
テレビの向こうの世界で自分も戦った
秘密基地にときめきを隠せない
女性諸氏にお勧め。
全力でお勧め。

アニメと映画と創作が好きなら
どっかに刺さる。
やればいいんだという解放と
やるしかないんだという決意と
楽しめ!ていう安心がもらえる
作り手に優しいアニメ。
原作もサイコーなので見て。
とてもコミティアを感じる画面構成が
ぼくは好きです。

20200206
20200215
posted by まきむら at 14:59| Comment(0) | 動画とか音楽とか