2023年12月31日

書ききれないものの一覧2023

映像と舞台は、2023年分についてはここに。

今年は配信でもいいので、舞台をできるだけ

見たいです。

好きになりそうな演出さんとも出会えたので。

posted by まきむら at 23:59| メモ

2023年04月14日

希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話

https://amzn.to/41Icqjx

この二人を対比させようという興味を持った時点ですごい。
そして、その企画を通したのもすごい。
さらにこれだけの数の、対になる文章を見つけたのもすごい。

文庫にもなったそうだけれども、本文のデザインがいいので、ぜひ単行本で読んでほしい。
これは文庫で再現するとちょっとつらい気がする。
とにかく「対比」が妙。
両極すぎて、おもしろい。

眩しすぎる人にも理由があるし、後ろ向きすぎる人にも理由がある。
カフカはカフカでいろいろ心当たりがありすぎるし、ゲーテはゲーテで、昔では見えなかった生活が見えたりもした。

もう15年若ければ、カフカ一択だった気もしてる。
けれども自己設定的にはまだ折り返しただけとはいえ、ここからさきは今よりもずっと短くなるのかもしれない。
それなら、やっぱりゲーテに共感しておいたほうが、この先を楽しく生きられるのだろうな、と考えた。
水木しげる先生が、戦地にゲーテとの対話を持っていったというのも、納得できた。

二人のどちらに共感するかは、時代や環境で大きく変わってくるんだろう。
その時のコンディションの確認をするように、手元に置いて何度か開き直してみてもいいんじゃないかなと、考えたりする本だった。
posted by まきむら at 00:00| メモ

2023年04月05日

歩くのがもっと楽しくなる 旅ノート・散歩ノートのつくりかた

https://amzn.to/435wAFt

久しぶりに図書館へ行ったら、春の行楽特集のコーナーができていた。
その中の一冊。
もっと違う人を想像して借りたつもりが、一冊のノートにまとめなさい(https://amzn.to/3ZYfLtv)の人だった。

なるほど、国土地理院とか、パンフレットは2冊とか、コンビニのまとめてプリントとか、名刺サイズのカードを予備メモにすればよかったのかとか、言われてみればそうだな、ということがいくつかあったのが収穫。
帰りに飯買いに、行ったときにプリントアウトするようにしよう。

メモが習慣になるきっかけになった方のうちの一人なので、こういう本もあったのねー、な気持ち。
一冊目の旧版から読んでるので、どんどんブラッシュアップされて効率化されてるなあと、感じる本でもありました。
今、何してみえるんでしょうね。
posted by まきむら at 21:40| メモ

2023年04月04日

本をまとめておくところ

去年から続けている本体はこっち(随時更新)
http://yoroduya.no.coocan.jp/go/?HNLmhTJ0
こちらはときどき更新します(最終更新日 2023/4/4)


感想書くほど身構えずに、読んだ本や積んだ本を書き留めておくだけのページ。

複数購入やらかさないための備忘録として機能させたいので、上が最新。
建築知識は定期購読なので書いてない。

読みかけ

ちょっとずつ読んでる


読んだ

  • 230329
    • 「運がいい人」になるための小さな習慣 世界の成功者が実践するたった1分のルール
      サチン・チョードリー氏は名前の出始めの頃にやたら界隈に書籍のオススメ広告が出てきて名前だけ知ってる感じだった。Unlimitedに来たかーみたいな気持ちで読んだ。ありきたりと、一蹴してる人は、この手のお金を作る人たちの本を大概読み尽くしてるだけの人なんじゃなかろうか。一つか二つ、面白そうだな、て項目が見つかれば十分なので、得たものがまるでないということはない本だった。抜書きしたら返す。
  • 230328
    • 合鍵くんと幸せごはん
      完結! こう言う話、ポチ男子がだいたい年下なのは、やっぱりヒモが期間の反感があるからなんだろうか。たまにヒロが作る回が好きだった。胃袋で落とされる話は大好きです。3巻から明確に関係性に舵を取って、完結にむかうなと思うていたままの終わり方だったので、不満なし。高校の時の顧問の先生達がご結婚なすったのも、こんな感じだったのかもしれんなと想像したりとかもして、ぼくは好きだった。
  • 230327
    • <新装版> ペン&インク
      アニメタさんが勧めていた本はひとまず買っておく、で買った本。ここ3回くらいのデッサンで教えていただいただいたいのことは全部描いてあった。ちょうど吉田誠治さんの配信でもやっていた、写真と背景画の違いについても書かれていて、写実と絵は違う、違うからこう書き換える、の部分が明確で、読んでて絵を描きたくなった。描きたくなる本はいい本です。
  • 230219
  • 230218
    • 1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座
      HTMLからやり直す気になって、本を読み始めたと相方に伝えたら勧めてくれたManaさんの本。先に買った2冊より、断然わかりやすくて一気に読み切れた。体調あって作る方に行けなかったので、休みに、と思うたけども、体調悪くて実技はお預け。これは確かに、オススメ。
  • 230114
    • ハクメイとミコチ 11
      鳥騎便OBのおじいちゃん、好きなことを仕事にする瞬間の緊張感、若者の横のつながりが年配者の意志を継いでいく瞬間、自分の手仕事で生きていく人たちの共感が詰まってる本。ナライさんとコノハさんが言わなくても、下はきちんと「受け継いで」いるんだなっていう瞬間がとても好き。

  • 221231
    • モモ
      実は初めて。読んでる間に「ちょっと待って、この文言さっき読んだ」って著作権表示のページ見てみたら、コイツの出た数年のうちに発売されてました。今でも流行ってる、思考は現実化する系ですね。我慢ならんかったんだろうなぁと、思いながら読みました。
  • 221218
    • アップフェルラント物語
      女王と教授が好き。「こころの嫁」という概念が成立していてとても好き。ファンタジーだったとしても、当時の時代背景をしっていればあったかもしれないと考えてしまう。割と今でも、ふくやまさんにしかコミカライズできない作品だと思うている。
  • 221211
  • 221124
  • 221123
    • オッドタクシー 1
      作家さんがどちゃくそ魅せ方のうまい方で、アニメより全然こっちのほうがネタが迫ってくる。情報がテキストの方がわかりやすいと感じたのは、単に自分が音声が貧弱で視覚優位なだけだった。ちゃんとキャラが年相応で、前半の冗長すぎる部分もスッキリまとまってて、全部入ってるのになにこれすごい、てなりました。続きはまたね。(買い揃える程ハマってない感じのやつ
  • 221118
  • 221116
    • ダンジョンの中のひと 3
      寝しなに日が変わったことに気付いてしまい、その場で正座して3周してしまった。
      独り占め回と聞き込み回とうちのダンジョン回が入ってて現時点での最高峰。しかも描き下ろしがレンヒリンジさんと幼き日の修行回。神ですか。
  • 221113
  • 221112
    • ハジメルド物語
      下に同じ。初めて読んだときにも思うたけど、いい時代だった。
    • 魔法使いさんおしずかに!1
      なんか旧作がお安くなってると聞いて、これは買ってないのは買っとかんととなった次第。エリーとおじさんがわりとずっと理想。エリー好き。
  • 221103
    • 測量野帳スタイルブック
      うすいのであまり手を出せないのだけど、紙質と表紙は最高と信じている野帳の、猛者が集う本。
  • 221029
    • まじめの罠
      そういう見方もするよね、って点はさておき。偏りのある人には正直以外の攻め方がないだけなんだけど。逆を言えば、日本の慣習以外のところで稼ぎたい人には、こういうのからは距離を取れ、の見本が載っている本。
      こっちに書いた、って誘導があったんで、じゃあついでに、って感じで。
  • 221028
    • ズルい仕事術
      ADHDで会社員を続けられなくて、自活を決意する過程に出生ボーナスが加わるとこうなる、という本だった。ズルいとかじゃなくて、それしか選べなくなるんだよ、結局。歯車にはなれない。
      会社員の人には嫌われそうな本。ディスカヴァー・トゥエンティワンの本は、そういう本が多くてビジネス書としてはあんまり評価されないよね、一部層には受けるけど。
  • 221025
    • 一冊の手帳で夢は必ずかなう
      紙版を持ってて、手帳をいろいろ試すきっかけになった本。電子版の前の版が中途半端な再編集でパッとせんなあと思うていたら、2013年らしい更新でなんかまたまともになってた。
      手帳もきちんと出てる。フランクリン・プランナーより、熊谷手帳の方が夢が見られるから自分は好き。
  • 221021
  • 221019
    • 非常識な成功法則
      自分で書いおいて、小金を持った悪人で満足しちゃったんだな、て悪人面になってて笑う。この写真は出さない方がいいんちゃうかなあ。
      日本の金転がして遊ぶ人たちを下品にした諸悪の根源はこの人なんじゃねえかな、てなる本。
  • 221018
  • 221015
  • 221013
    • 銀河鉄道の夜
      たぶん唯一の初期稿コミカライズ収録。書き手としては、最後まで耳が揃わないほど迷いに迷って書き続け、死に際に処分してくれと言い残しまでした作品をありがたがる風潮はどうかと思うんだが、普通の人はそんな遺言知らねえよと言われて、そうか、となったのを思い出しました。どちらかというと、わたくしは春と修羅の方がバイブルです。
  • 221009
    • ヨツコト
      また、こういう…世の根源をこねくり回すようなはなしを…(褒めてる。誰も不幸にならないのがいいです。
  • 220921
  • 220917
  • 220916
  • 220911
  • 220910
  • 220909
  • 220902
    • エマ全巻
      本編が7巻で終わってたことも衝撃だったけど、その他大勢で3冊やって総決算大団円だったことにも驚いた。
      (掲載誌の名前みて納得した。
    • シャーリー全巻
      まきむらさん、絶対好きだと思います! と言われたことを相方に伝えたら「確かに好きそう…」と言われて確信して買った。好きでした。わかりやすい。
  • 220830

眺めた



買った

posted by まきむら at 00:00| メモ

2023年02月11日

使い道のない風景

https://amzn.to/3xdyBAH

村上春樹にしろ村上龍にしろ、読んだことないなあと思った時にちょうどよく「簡単に読み終われるエッセイ」と紹介されていて買ってみた。
試しに読んでみたけれど、交わるはずはなかったなあと確認する本になった。
posted by まきむら at 16:58| メモ

2023年02月05日

スケッチ・オブ・ミャーク

https://amzn.to/3jv8dz7

2011年

宮古島の神事にうたわれる歌を残そうと、
録音に渡った久保田麻琴を追うドキュメント
すでに10年経っていて、当時のおばあの危惧は
現実になっているんだろうなという危惧と
岡本太郎の沖縄にあった、観光的に残すことへの
疑問とが同時に吹き上がってくる映画だった。

久高よりも宮古島の方が、人の出入りがあって
豊かだからこその搾取にさらされていた印象が
残った。

失われていく儀式の中で、その儀式を行っていた
人たちが、準備をするきっかけを持っていて
当然のように受け入れていたことが、
神事を神事たらしめているように見えた。
自然の中で、命を預かった自覚のある人たち
だからこそ聞こえる声があったんじゃないか。

仕草の同一性がアイヌにも見られて、
ルーツは意外に同じなのかもしれないとか
考えたりもした。

島の時間に無意識な巻き込まれていく、
3時間くらい向こう側に行っていた気がする
長い長い100分だった。
posted by まきむら at 22:11| メモ

神々の山嶺

https://amzn.to/3jEdPHb

劇場のCMが気になってたフランスアニメ。
これが日本から出てこなかったのが、
正直くやしい。

エベレスト初登山の歴史を塗り替える
かもしれないフィルムを収めたカメラを
追い始めた風景カメラマンが、
カメラを持っていた登山家の
エベレスト無酸素単独登山に
同行することになる話
これは確かに、あらすじとおり。

身内に山好きがいるせいで、
登山をやる方々の生死感が
好きなのだけれども
山の臨場感がとんでもなくて、
高所恐怖症の自分、一回反射で
映像を切った。
体温がすっかり下がって冷たくなって、
しばらく再開できなかった。
劇場で見てたら本当に震え上がって
いたかもしれない。

リアタイ勢の日本の描写に対するツッコミは
ご尤もと思うところもあったけれど
シンプルなのに圧倒的な画力で殴りかかってくる
ところは、とてもとてもフランスアニメでした。
昔は意味の理解できないぬるぬる動くだけの
アニメを作ってる印象だったんだけれども、
こっち向きに進化を果たしたのか! と
ひたすら感心する。

フランス人好きそうなネタだよね。
ネタは明かされても、結局、物語としての
解決はなく、それぞれの心情も絵以外の
説明はなく。
物語だけに物語を語らせていて、ぼくは
大好物でした。
映画館で見たかったと思いもしたけど、
怖すぎて後半の内容が頭に入らなかった気も
するので、布団の中で震えながら見るくらいで
ちょうど良かったかもしれない。

余分を削ぎ落とした、シンプルないい展開でした。
掘り下げてたらあの時間数じゃ全然足りなかった。

原作は未読(https://amzn.to/3lc7cwp)。
夢枕獏さんてそういえば読んだことないな。
posted by まきむら at 15:42| メモ

2023年01月23日

岡本太郎の沖縄

http://okamoto-taro.okinawa/

復刊した小学館(https://amzn.to/3wqtWe8)は、なぜ看板を引っ剥がすよーなことをやらかしたのかと尋ねたくなった。
沖縄についても岡本氏についても不勉強なので、岡本氏撮影当時でさえ消えていくことを危ぶんでいた文化が、本当に失われてしまったことを確認するだけの2時間だった。

先に出版された写真集の表紙についても、親戚筋のなかには「いつもどおりの厳つさ」と表現する人もいて、あらゆることが残された人の想像でしかないんだな、ということを確認した。
ただ、当時の民族学者は断られていた儀式の撮影を許され、御嶽に入ることも風葬の現場の撮影も許され、穏やかと評されるノロの写真を撮ることができた岡本氏は、媒体を美術に見出しただけの同種の人間と認められたんじゃないかな、と想像した。

生きることが全て、と生活することが全て、という差の意味を考えたとき、アイヌの儀式が浮かびもした。
生き抜くことが全てという前提の中で、儀式を中心に据えて血を守りつつ新しい血も受け入れるという点では、昭和史以前の沖縄も明治史以前の蝦夷も、そうそう代わらないのではなかろうか。
文化を突き詰めると商業文化以前の魂の発露としての芸術につきあたる。
それを岡本氏に感じたからこそのあの表情であり、儀式の記録だったのではないかな、と改めて考えたのでありました。
posted by まきむら at 00:46| メモ

2022年12月31日

2022年まとめ

見た映像のメモはこちら

眺めただけの本のまとめはこちら


なんだかんだでまったく見ていないわけではない感じの年でした。
2023年はもう少し映像を補強したいです。
posted by まきむら at 23:59| メモ

2022年12月30日

気になったものを書き留めるだけの場所



そのうちまとめて読みたい
https://amzn.to/3wWbN93

220901 開始
220902 年末までトップに置いとくために、日付変更しました
posted by まきむら at 09:45| メモ